酒造りとSDGs
BREWING SAKE & SDGs
環境保全と再資源化の取り組み
ヤヱガキ酒造株式会社
姫路酒造組合
達成目標
お酒造りには沢山の水を必要とします。仕込水はもちろんのこと、洗浄などに使用する雑用水をあわせると、原料米の使用量の30~50倍の水を使います。そして、使用水の多くは排水となります。特にお米を洗う際に出る洗米排水は、環境への負荷が大きく、適正に排水処理をした後に放流することが必要です。弊社では、2016年より、この清酒製造の過程で発生する排水等を微生物を使ってメタン発酵しています。このメタン発酵により排水中の富栄養化成分を低減し、さらに有効利用できるバイオガスを生成いたします。そして、メタン発酵により取り出したバイオガスは、お米を蒸上げる工程など、工場で使用する蒸気や温水をつくる装置(ボイラー)の燃料として自社還元しています。
(写真左)バイオガスホルダー (写真右)メタン発酵槽