日本酒について

ABOUT SAKE

日本酒の種類

日本酒の種類は、原料となる酒米の精米歩合とアルコール添加の有無によって変わります。
一般的に、精米歩合が低い(多く削る)ほど、雑味がなく、繊細な酒ができます。

精米歩合による特定名称酒の名称変化のグラフです。

特徴による種類

特定名称酒以外にも、製法などの特徴によって種類があります。

原酒

もろみをしぼった後に水を加えないお酒。20度前後の濃厚な味わいです。

にごり酒

発酵後のもろみを目の粗い布やふるいでこしたお酒。白く濁り、米の旨味を感じることができます。

生酒

一切加熱処理をしないお酒。できたてのフレッシュでフルーティな味わいです。

古酒(長期貯蔵酒)

3年以上の長期間熟成させたお酒。
まろやかで重厚な味わいです。

生酛

昔ながらの製法で、米をすりつぶす「山卸し」という作業で造られた酒母を使ったお酒。

山廃

生酛系酒母で「山卸し」作業を行わずに造られた酒母を使ったお酒。

日本酒の選び方

好みのタイプで選ぶ

日本酒の味の表現は、膨大で複雑なものですが、好みの味のタイプでいくつか飲み比べて、
自分のお好みの味を見つけてみては。香りと味の濃淡で、4つのタイプに分類ができます。

香りと味の濃淡による4つの日本酒のタイプ分類のグラフです

日本酒の楽しみ方

温度で楽しむ

日本酒は温めたり冷やしたりすることで、味や香りが多彩に変化します。温度は10段階に分けられ、
日本酒のタイプによって適した温度帯があるので、好みの温度帯を見つけて楽しんでみましょう。

温度の変化による10段階の呼び方の変化のグラフです

純米酒

日本酒を温める醍醐味を実感でき、ふわっと旨みが広がる

純米酒
本醸造酒

純米酒は辛さが、本醸造酒はインパクトが増し、味の余韻が際立つ

純米酒
本醸造酒

山廃・生酛などの旨みが強い日本酒がやわらかな味わいに

純米大吟醸
純米吟醸

香り豊かでフルーティな日本酒が引き立つ